わが家の防災

阪神・淡路大震災で役に立った教訓


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災害は忘れてはいけない

イラスト:災害は忘れてはいけない

 阪神・淡路大震災では都市社会の脆さが露呈し、多くの被害者を出しました。災害に対する準備不足や不注意、冷静さの欠如など反省することは多く、あの震災を受けた人たちは、何が準備不足だったか、何が役に立ったか、どう対処すればよかったかなど語り合い、この次起こるかもしれない災害に向けて多くの教訓を残してくれました。

 「災害は忘れた頃にやって来る」ではなく「災害は忘れてはいけない」の思いで災害に立ち向かって行きましょう。

阪神・淡路大震災で役に立った備え

グラフ:阪神・淡路大震災で役に立った備え

1 正しい情報を得るために

  • 携帯ラジオ、懐中電灯、電池の常備
     停電したときに電源が不要なカーラジオや電池式の携帯ラジオは情報を得るのに役に立った。
  • 充電式の電子機器より乾電池式の法が役に立つ。
  • 電話は公衆電話が役に立った。現在は携帯が役に立つが、普及したためつながらないケースがある。テレホンカードや100円玉は使えない。10円玉を用意しておく。
  • 連絡は時間はかかるが携帯からのメールが有効。

2 災害時にはどうする

  • 非常電話の設置場所や使い方がわからずに困った。
     普段から設置場所や使用方法は確認しておく。
  • 被災地内は車で大渋滞。避難に支障をきたした。
     避難は徒歩で移動すること。
  • 役所の人たちが見てきた被災情報は役に立った。

3 被災地を支援する人に

  • 職場への応援やボランティアの人たちは自分の食べるものは自分で用意しておくこと。
  • 飲料水はペットボトルが役にたった。
     輸送用には20リットルポリタンクが大量に必要。
  • プレスセンターの早急設置は必要。現地の生の情報を外部に知らせることができる。

生き残るためのサバイバル術

イラスト:水の確保1. 水の確保

水は一日一人、3リットルが必要。
最低でも3日分は用意。ミネラルウォータなどのペットボトルの買い置きでも十分。5年以上保存可能な保存用水も市販されているので活用する。貯水した水は時々新しい水に変えておく。

イラスト:保存食の準備2. 保存食の準備

乾パン、レトルトご飯、アルファ米、缶詰、密着包装した胚芽精米などかなりの期間保存できる食料を買い置きしておく。そのほかチョコレートや氷砂糖、ドライフルーツなども備えておく。高齢者のためには消化しやすい保存食を準備するのも大切。また赤ちゃんのためにも粉ミルクは常備しておきたい。アトピーなど症状がある子供や病人のための非常食は何がいいか何が揃えられるか専門家に相談しておくとよい。

イラスト:代用品の活用3. 代用品の活用

ガスの復旧は時間がかかる。携帯用の卓上コンロは必要。アウトドア用のコンロでも十分。アルミホイルは形を変えて使えば調理器具の代用品になる。缶詰の缶は食器代わりになる。

【豆知識】パニックについて

 パニックという言葉の由来は、ギリシャ神話の牧神「パン」(上半身が人間で下半身が獣の姿をした牧畜の神様)が眠りを妨げられると怒り狂って人や家畜を襲ったことに発しています。パニックには個人的、集団的、社会的の三種が分類されていて、災害時に問題となるのは社会的パニックです。社会全体が恐怖感などで混乱を起こすので、それを防ぐにはうわさやデマにまどわされないで正しい情報を得ることが大切です。