市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング

●●●第4回「スクールライフサポーター」


■とき 平成28年2月3日(水曜日)10時〜11時30分
■ところ 市役所本館12階1204会議室
■参加者 スクールライフサポーター 12人(男性0人、女性12人)、市長、教育長、生活安全部長、その他関係市職員
【今回のミーティングで出た主な意見】
・スクールライフサポーターの活動について
・今後の課題について

1 開会のあいさつ(事務局)
 皆さんこんにちは。本日は、ご多忙の時間に「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」にご参加いただきましてありがとうございます。私は、司会を務めさせていただきます市民対話課長の吉崎と申します。どうぞよろしくお願いいたします。  この「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」につきましては、市長自身が最も大切に考えています対話と協働を進める上で重要な事業として位置付けています。そうした中で、このミーティングも平成23年度より回を重ねまして、各地域の皆様、そして各分野で活躍されてみえる団体の方々との意見交換を行ってきました。本日の市長ミーティングは、今年度、第4回目となります。よろしくお願いいたします。  それでは、まず始めに末松市長より、あいさつをさせていただきます。

2 市長あいさつ
 皆さん、こんにちは。本日は、スクールライフサポーターの皆様におかれましては、大変ご多忙の中、「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」にご参加をいただきまして、本当にありがとうございます。また平素は、鈴鹿市政各般に対しまして、特に教育行政につきまして、大変、皆様方にご尽力をいただいておりますことにつきましては、この場をお借りして、お礼を申し上げるところです。  さて、今、お話がありました通り、この鈴鹿(まち)づくりミーティングにつきましては、私が市長に就任して以来、最も大切にしてきた事業です。その中で、地域で開催される行事や、また地域で活躍されてみえる皆様方と共に、お話をさせていただきまして、これからの市政運営にどう反映していくのかというヒントにさせていただきたいと思っています。ぜひ、今日は忌憚のないご意見をいただきたいと思っておりますし、本市の教育行政の中でも、不登校の子どもさんも多くなってきていますので、その中で、皆様方の役割や、このお仕事の重要さというものを聞かせていただく中で、少しでも本市の子どもたちが、元気で魅力あふれる将来に向けて活躍が出来るように、一緒になって頑張って参りたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げまして、冒頭のごあいさつに代えさせていただきたいと思います。
3 活動内容について(教育支援課)
 このスクールライフサポーターの派遣の事業については、不登校傾向にある小学校の児童の悩みや不安やストレスを和らげるということを目的にして、平成26年度より行なっています。どのようなことをしているかというと、登校を渋るとか、元気が無いとか、何らかのサインを出している子どもに対して、学校のコーディネーターの先生とか、担任の先生と連携をして、不登校の初期の対応をしています。初期の対応を大きく分けると、登校支援、学習支援、話を聞くということがあります。ただ、児童の状況が様々ですので、具体的な例を挙げますと、学校には来るが教室には入れない場合は、保健室や別室で寄り添って話を聞いてあげたり、一緒に勉強をしたりします。また、学校には来るが校舎の中に入れない場合もあって、保護者の方が学校まで送ってみえても、駐車場から校舎の中に入れない児童に対しては、駐車場から校舎に入れるように寄り添います。また、学校に来れる日と来れない日がある児童ですと、来れない日は、家まで行って声を掛けに行くということもしていただいています。そんな中で、時には保護者の相談にのることも多いと聞いています。  現在、スクールライフサポーターは15名の方にお願いしています。いずれも、以前に、心のサポーターなど、なんらかの形で市内の児童に関わっていただいたことのある方で、学習ボランティアや読み聞かせボランティア、相談員などしていただいていた方や、また、仕事で学校や幼稚園の勤務経験がある方ばかりです。いずれにしても、地域の方でこのスクールライフサポーター事業に理解をしていただいて、積極的に取り組んでいただける方に活動していただいています。  不登校につきましては、決して少なくありませんので、学校だけの力では限界がありますし、むしろ、学校の先生じゃなくて、地域の方だから出来る事もありますので、派遣をさせていただいている学校からは、有り難いと言っていただいています。
4 参加者自己紹介(省略)

5 事務局概要説明(省略)

6 意見交換(ミーティング)

【スクールライフサポーターの活動について】

市長 日々のスクールライフサポーターの活動をどのようにされてみえるのか、子どもさんと、どのように接してみえるのか、もう少し詳しく教えてください。

参加者 皆さん、週に3日、1日3時間、各学校で活動しています。各学校の不登校ぎみの児童、長期欠席の児童、それから行き渋りの傾向にある児童、遅刻、早退、早引きが目立つ児童については、学校のコーディネーターの先生から聞いていますので、特に、その児童たちと関わりを持つようにしています。何故学校に来れないのかは、子どもさんそれぞれで、原因もそれぞれ違いますので、できるだけ担任の先生と情報共有、意見交換をしながら進めさせていただいています。その中で、まず学校に行きましたら、対象の児童が学校に来ているかどうかを把握するために、学校じゅうを歩いたり、私が学校に来ていない日の話を、先生に聞いたりしています。そして、児童が来てない日は、担任の先生からお家の方へ声をかけに行ってくださいと言われたら、誘いに行っています。授業が始まったら、学習支援という形で、休みがちだと学力的にもついていけない部分があるので、そこを支援したり、助言したりしています。細かいことは、お家の方との話をきいたり、できるだけ、子どもさんや親御さんとのふれあいを心がけてつくっていきたいと思っています。子どもたちが、学校に行きたい、学校は楽しいなと思えるようになってもらえるような支援活動を、主に担任の先生と行っています。

市長 皆さんお若いので、多分、ご自身の子どもさんと同じ年頃の子どもさんを支援いただいていると思いますが。そんな中で、仕事に関しての心掛けとか、スクールライフサポーターになったきっかけとか、普段、感じてみえる事がありましたらお願いします。

参加者 もともと、保育士をしていましたが、結婚して子どもが生まれて、主婦になりました。自分が学生の頃に、友達が不登校になった経験もあったり、友達の子どもさんが学校渋りを経験されたりする中で、言葉は悪いですが、学校に行きにくくなることに関心を持ち、その子の心の動きはどうなっているんだろうと、ずっと思っていました。そして、その時に、ちょうどこのお話をいただきましたので、引き受けました。うちの子は、年長と小学校3年生ですので、まさに真っ只中で、自分と重ね合わせてお母さん方と対話をしたり、子どもたちの姿もとても身近に感じていますので、日々、いろいろな思いはあります。

市長 親御さんとの関係をつくるのも時間が掛かると思います。40代のお若い、子育て真っ只中の皆さんが、同じ世代のお母さん方との関係づくりというのは、ご苦労もあるかと思いますが、心掛けてみえることや、気を付けてみえることはありますか。

参加者 私は、子どもがもう20歳と21歳になっていますので、小学生というと、随分前の事ですが、できるだけ親御さんのお話を聞くようにしています。特に外国籍の方がいらっしゃって、日本語がほとんど分からない方もみえます。私はポルトガル語とか、英語は全く分からないですが、何かコミュニケーションをとらなくてはいけないと思いながら、とにかく朝から笑顔で迎えに行って、少しずつですが、分かっていただける日本語で話をしたり、逆にポルトガル語を教えていただいたり、ジェスチャーなどで対応しています。
 どうしても、不登校のお子さんを持ってみえるお父さん、お母さんは、悩まれたりしてみえて、言い方は悪いですが、少し暗い感じで、表情も硬いですので、とにかく、表情を明るくさせてあげたいと思い、子どもさんだけのお話だけではなくて、お母さんの悩みも聞かせてもらえたら良いかと思いながらコミュニケーションをとっています。

参加者 私は、小学校2年生、3年生、大学1年生になる子どもの母親です。学校とお母さんのパイプ役になれればと思って、心掛けてはいますが、私も、母親として出来ていない部分がすごく多いです。現時点で、今、私の行っている学校では、長期不登校児童はいないですが、休みがちなお子さんのお母さんは、何人かみえます。ただ、先生とお子さんとの繋がりが、きちんとできているので、お母さんの方から、今日は登校させたいので迎えに来て欲しいと連絡があると、通常は先生が行っていただきますが、行けない場合は、私が行かせていただいたりしています。私が思うには、不登校ぎみのご家庭は、お子さん自身よりも、お母さんの影響がとてもあるように思えます。お母さんも行かせたいけれど、いろんな思いがあって送り出す事が難しい日が何日かあって、出来る限りお母さんの気持ちに寄り添えるような活動が出来ればと思っています。

市長 小学校に入ったばかりの児童が不登校になりがちだとか、小学校1年生から6年生までの間で、年齢は関係ありますか。

参加者 その子の育ってきた生育暦もありますし、もともと持っているものがあって難しい場合もありますし、外国籍のご家庭で、家庭環境の関係で適応が難しい場合もあります。原因は、いろいろありますが、原因を探っても、なかなか解決できない部分があるので、今の状況を受け止めて、お家に訪問すると、いろんなものが見えてきます。お母さんも頑張っているのに、それでもなかなかうまくいかなくて、お母さんの辛さとか、そういった事を聞くうちに、お母さんが元気になられます。先生と子どもは、勉強という部分で繋がっていると思いますが、地域での繋がりが無くて孤立しがちなお母さんに対して、私たちは、先生というよりは、親というか、母親としてお母さんと繋がっているというか、同じように共感して、お母さんの気持ちを分かってあげて、受け止めてあげるようにしています。うちも同じ様な事がありましたし、お子さんもこんな事が出来るようになって、こんなに良くなってきているではないですか、と良いところを別の視点から言ってあげることによって、お母さんも気付いてくれます。お母さんが変わると、子どもさんも、お母さんが自分の事を見てくれているという優しさに気付いたりして、そんな中で、行動がだんだん変わっていきます。ですから、学年に関係なく、低学年ですと、お母さんからなかなか離れられないということもありますし、高学年になると、仲間の中でグループが出来てきて、なかなか入れないといったいろんな要素はありますが、この学年だからこうなるというよりは、その時を受け止めているといった感じです。

参加者 私の行っている学校は、地域の方との繋がりが強い学校だと思いました。子どもたちと一緒に伝統が受け継がれている感じがして、とても良い地域です。
 もうひとつ、この学校に来て気付いたことがあったのですが、子どもの不登校というのは、先ほどから皆さんが仰られているように、親子問題や友達の問題がきっかけで、登校渋りになったりすることもありましたが、家庭の問題が原因になる場合もあるんだなと感じた場面が何度もありました。その中には、高齢者介護や貧困の問題なども含んでいると感じまして、それは保護者の方から学校に、子どもが不登校になりましたが、実は我が家ではこんな問題を抱えています、と声をあげていただいたので、すぐに管理職が対応してくれて、地域の民生委員さんや市の福祉関係の窓口にも繋げて動いていただきました。最初は、小さい子どもの登校渋りの問題だったのに、水際で声が聞けた、保護者が声をあげてくれたという事は、学校と地域の繋がりが強い場所ならではだという気がしました。その問題は、すぐに解決出来たので、その子も無事に学校へ生き生きと登校するようになりました。
 スクールライフサポーターになったきっかけは、今から10年以上前に、自分の子どもが拒食症で不登校になってしまいました。うちの子は、女の子二人で、もう二十歳を超えていますが、下の子が身体が大きかったので、その事でからかわれて、それがきっかけで、またその中には母子関係が潜んでいたとも思いますが、気がついた時には、体重が激減していて、そこから不登校になってしまいました。それをきっかけに、親子関係を見直したいと思って、心理学を勉強を始めました。子どもは、今はもう元気に働いていますが、やはり、子どもが不登校になるきっかけというのは、親子関係も大きく影響していると思いますので、何か別の問題でそれが出ていたとしても、ずっとお父さんお母さんの話を聞いて根っこを辿っていくと、親子関係というキーワードが浮かび上がってきます。あと、そのお父さんお母さんも、自分の親との関係で問題を抱えていたり、行き詰まりがあったりする経験をされていたので、今の相談員の仕事で、少しは自分の経験は活かせているのかという気がします。

市長 ※※※※小学校は、文化や地域との繋がりが強いし、※※※※小学校は、外国人の子どもさんが沢山みえます。地域によって、地域柄や事情が違うと思いますが、※※※※小学校は人数も多く、若いご家庭が多いので、大規模校でスクールライフサポーターをしていただいているということは、とても大変だと思いますが、いかがでしょうか。

参加者 ※※※※小学校は、校舎は、ドアが無くてオープンなので、遅れて登校してきて授業中に教室に入ろうと思うと、視線を浴びながら、ずっと歩いていかないといけないので、途中からは、入りづらいということが現状としてあります。あと、発達障がいのあるお子さんで、周りの音や、ざわつきが気になって落ち着かないというお子さんたちからすると、隣の教室の話し声や、先生の声や、音楽の音が聞えてくるのが気になって、授業に集中できなくなって、立ち歩いて教室を離脱してしまうということが、いろんな学年で起きています。
 その中でも、不登校というのは、今のところはゼロです。ただ、ぎりぎり3学期で休みが多くなってしまうと、どうかなと思われるお子さんは数人みえます。行き渋りのお子さんも少しみえますが、先生方がとても熱心に対応されてみえるので、不登校にまでは至らずにすんでいる事が多いです。
 地域柄、若いお母さん方も多いですし、地元に根付いてみえる方も多いですし、団地もありますので、幅広くて様々です。その中で、私が、今、関わらせていただいているお子さんは、発達障がいで病院にかかっていて、それが原因で学校に行きにくいという事が多いです。
 若いお母さん方が多く、私も年齢的に小学生の子どもがいますので、先生というよりは、どちらかというと友達のお母さん、先輩ママといった感じで話をさせていただく事が多くて、今、関わっているお子さんのお母さんにも、市長さんに会うけれど何か言いたい事ありますかと聞いたら、どうしたら良いのか分からないので、助けて欲しいと仰ってみえました。学校に行かせたいけれど、行かせられない。学校に行かなかったら、勉強も遅れる、友達も出来ない、いじめられるんじゃないか。でも、いろんな所に相談しても、その時は良くても、また元に戻ってしまう。本人にも行きたいけれど行けない、と言われると、もうどうして良いか分からない、と仰ってみえました。学校の先生にお願いしたくても、クラスの中の1人だから、他の子もいるのに、うちの子ばかりに手を煩わせるのは申し訳ないという気持ちもあるので、どうして良いのか分からない、という事でした。学校の先生方も熱心に動いてくださって、ケース会議を設けていただいて、次はどうしていこうかと話し合いを進めているので、これからどのようにしていったら、その子が学校に出やすくなるのか、その子にとって一番良い方法は何かということを、これから話し合っていきますので、これから前進していけるのではないかと思います。今、私が出来る事は、そこで、朝起きれなかったら、私が起こしに行くから一緒に学校に行こうかと誘いに行ったり、教室に行って一緒に勉強しようかと声を掛ける事かと思っています。

市長 ケース会議に参加をしていただいていますか。

参加者 学校によると思いますが、参加させてくださいと言って参加されてみえる方もみえると思いますが、私は、そこまではしていないです。やはり、先生方に進めて欲しいので、今回は、私は参加はしないです。スクールカウンセラーの先生も参加されるというお話だったので、専門的な先生が入られるのであれば、そこで話し合ってもらった結果を受けて、私が出来る事をさせてもらおうかと思っています。

参加者 私の行っている学校も大きな学校ですが、昔からの地域と新しい団地で過ごしている方と半々で、その中に外国籍の方が沢山みえて、不登校も10名前後いますが、その半分が外国籍のお子さんで、そこには文化的な違いもあって、仕方がないなと思う部分もあります。私は、日本のお子さんを中心に関わらせていただいています。
 訪問に行くと、お母さんからいろんな相談を受けたり、お話を聞かせていただきますが、保護者の方は、私たちの存在をあまり知らないですので、支援で来ているのか、介助で来ているのか、どんな形の先生なのか、はっきり知らないけれど、そんな先生がいるのなら、一度話を聞いて欲しいということで、学校でお話をした事もあります。そんな時に、不登校で悩んでいらっしゃるお母さんは、とても世間が狭かったり、他との交流が無かったりする事が多くて、すごく沢山話をされて、話し出したら止まらなかったり、涙を流されたりします。私は、基本的には話を聞く方にまわるのですが、その中で、先ほども仰られたように、貧困の家庭であったり、困ったと言っていろんな病院に子どもさんを連れて行って、セカンドオピニオンという事で病院巡りをされたりするお母さんもみえて、子どもさんの背景というか、家庭の背景を見せていただいて、これは一部ではなくて、もっともっとこのような方が世の中に沢山みえるのではないかと思いながら、少しでも助けられたらという思いで、毎日仕事をさせていただいています。

参加者 ※※※※小学校では、コーディネーターの先生と保護者の方々の信頼関係が、とてもしっかりできているので、私は今は、家庭訪問をしたり、迎えに行ったりはしていませんが、出て来たお子さんを受け止めるという形で関わらせていただいています。やはり、学校には来ているけど、教室には定着しづらいとか、今は来ているけれど以前は来ていない事も多かったというようなお子さんは、注意して見ているようにしていて、今来ているから安心と思わないように、支援をゼロパーセントにしないように関わらせてもらっています。その中でも低学年のお子さんで、別室で過ごしている子もいますが、話し方を工夫すると会話になったりするので、母親的な関わりをしてあげないといけないのかと思って関わっていたら、最近、発達検査を受けたら3歳児のように接してあげてくださいと言われたと教えていただきました。ネグレクトの傾向にあるお子さんが何人かいて、雪が降った日に遊んでいて、手足も冷たくなり、髪もべたべたにして支援の部屋に入ってきたりすると、手足をさすって温めてあげたり、髪を拭いてあげたり、本当にお母さんのような関わり方で、子どもたちと接するようにしています。それが、不登校を防げるかどうかは、私にはよく分からないですが、そのような気持ちでやらせていただいています。

市長 スクールライフサポーターの役割や、今後どのような活動をしていったら良いかなどご意見があればお願いします。

参加者 2年前に早期退職して、今年度、前任の方がご都合が悪くなり、年度途中からスクールライフサポーターをさせていただいています。1学期はブザーを押して起こしに行っていましたが、2学期は、その児童がお家の都合で校区外から通うようになって、自宅から送っていただくお父さんの体調とか、いろんな理由から休みがちになっているので心配しています。
 市長に対しては、今まで、遠くから仰ぎ見る存在でしたが、このサポーターをさせていただいて、こんなお近くでお話をさせていただいて、サポーターになって良かったなと思っています。
 教諭をしていた時に、17年も前ですが、1年生を担任した時に、併設の幼稚園から来れない児童がいまして、入学式にも出席できず、ずっとお休みで、家庭訪問もやってきましたが、こういう制度が無かったので、そんな時に当時の教育研究所の事業で、大学生の方が一緒に遊んでくれるような事業があったくらいで、その子にとっては良かったと思いますが、とうとう6年間、他の子どもたちが学校に来ている間は来れなくて、卒業式も出れずに、後から校長室で証書をもらった児童がいます。やはり、それを考えると、本当に、このサポーターの事業があって、リアルタイムで朝起きないといけない時に起こしに行って、出るのが遅くなれば、一緒になって歩いてくれて、学校に行って教室に入りにくかったら、一緒に入ってくれて授業の支援をしてくれる方がいるという事は、どれだけかその子にとっては心強いと思いますし、教員にとっても有り難い支援だと思います。なお且つ、夏休みや冬休みに、このサポーターの連絡会議があって、皆さんから熱心な言葉を1人ずつお聞きするわけです。教員をしていると、不登校の児童に、サポーターの方が付いていると、よくお話もしますが、自分のクラスにサポーターの方がみえないと、やはり遠い存在になっていますので、このサポーターの存在をよく知らない教員もいると思うので、この場をまた広報していただければと思っています。 
 連絡会議でもお聞かせいただきましたが、自分も関わっていますし、校区外に生活拠点を移した児童に対しては、とても支援の手が届きにくいという事を、いろんな方からお聞きして、本当にそうだと思います。今、関わっている子も、1学期は※※※※校区に住んでいましたが、今は、※※※※校区に住んでいますで、迎えにも行けないです。※※※※小学校に籍を移したわけではないので、支援も受けていないです。そのようなお子さんが、市内に何名かみえて支援の手が届かず、それで学校をお休みしている子もいますので、そのような児童に支援の手が伸びると良いなと思います。私も、以前のお家には何度も行かせていただきましたが、校区外のお家に引っ越してからは一度も行っていないです。そんなお子さんが何名かみえるということを、連絡会議の時にお聞きしました。

市長 折角、みなさんこうやっていろんな学校で活動していただいていますので、次の対策として、校区外に出た児童の情報共有が出来ると、もうひとつ切れ目の無い支援に繋がっていくと思います。

参加者 校区外に出てしまう場合も勿論ですが、今、小学校のスクールライフサポーターとして関わらせてもらっている子どもさんは、ご兄弟がみえて、学校に来ていない児童の、中学生、高校生のご兄弟も、不登校傾向にある場合が沢山あるので、小学校だけではなくて、中学校とも連携しながら、サポートが出来るとより良いと感じます。

参加者 私がこのスクールライフサポーターになったのは、10月の下旬ですので、まだ日も浅くて、今日は、皆さんがどんな思いで、この仕事をされてみえるのかが直接聞けて、私自身も役に立っています。私が担当しているのは、今のところ学校に行きにくいお子さんの所へ家庭訪問をしたり、行き渋りの頻度が増えてきたお子さんのお家を訪問して、様子を見に行っていますが、私は、何の経験も無く、このようなお仕事をさせてもらっているので、専門的な事はまだ分からないですが、先生ではない大人という感じで、例えば、学校に来ていない子のところに外の空気を入れてあげたり、その子に会えない時は、お手紙をポストに入れたりするのですが、その時にも、少し季節の話題だったり、外の様子や情報を、なるだけ入れるようにしたりとか、こんな大人もいるんだなと見てもらえたら良いなという感じで、今は勉強中です。

【今後の課題について】

市長 一通り、どのような活動をされてみえるか、どんなきっかけでスクールライフサポーターになられたかお話をいただきました。先ほども申し上げましたが、地域によっても活動の仕方が違うと思いますし、関わっていただく地域の住民の方々も全然違うと思いますが、その地域の中で溶け込んでいただいて、学校と地域を繋げる、家庭と地域、家庭と学校を繋げていくという、大変重要な橋渡しをする役割をしていただいているのだと思っています。その割に、なかなかまだ、スクールライフサポーターというお仕事が、市民の皆様方にご理解いただいていない部分があるかと思いますので、今日のミーティングは、しっかり広報をしていきたいと思いますし、1人でも多くの方が、この活動に興味を持っていただいたり、一緒にネットワークをつくっていただけるような、そんな活動が出来ればと思います。
 もうひとつ、今は小学校で活動していただいていますが、先ほど、中学校への繋がりのお話もいただきましたし、校区外への繋がりのお話もいただきました。自分たちの学校区内だけではなく、そのような少し広い範囲でのネットワークづくりというのも、これからの鈴鹿市には大事な課題だと思います。また、就学前の5歳児の支援ということで、発達障がいを早く見つけてあげる事、小学校に入る少し手前で見つけて支援をしていくというところも、28年度から試行的にやっていこうと思っています。その時に、ぜひ皆さんにも、現場の意見やアドバイスをいただきたいと思います。いろんな職種の方が入っていただいて子どもを見守るということが大事だという事を、最近とても感じます。先ほどからお話を伺っていますと、貧困のお話も出ていますので、そういった事に対して、これから、どのような施策を行なっていくのかが大事になってくるかと思います。来年度には、市の組織改革を行い、幼稚園も保育所や他の支援も含めた、子どもの事については一体化し、子ども政策部を立ち上げます。その中で、今までのように教育委員会と福祉といった別の部門ではなく、一緒になってやっていきます。皆さん方は、その中でも、コーディネートをしていただけるのではないかと思っていますので、ぜひ、またご活躍していただきたいと思います。
 もう少し、掘り下げてみて、このスクールライフサポーターの活動を、どのように進めていけば、不登校が減るのではないかとか、ご家庭のサポートが出来るのではないかとか、ご意見いただけますか。結果を見せていただくと、スクールライフサポーターを配置している学校での不登校の数は、本当に減っています。そこで、このスクールライフサポーターを今後どのように発展させていくか、また、今活動をしていただいている中で、ご苦労されてみえる点や悩み、改善したい点などあれば教えていただきたいと思います。

参加者 私も4月からやらせていただいていますので、なにをどのようにしたら良いのか分からない中でスタートさせていただきました。校長先生、教頭先生がとても素晴らしく、私の思うようにしていただいたらいいですよ、といつも言っていただくので、そのようにしていますが、今、この瞬間どんな言葉を発したら良いのかとか、この瞬間にどのような選択をしたら良いのか、とても迷う時があります。やはり、学校に1人なので、相談できる先生がなかなかいらっしゃらないです。そんな時に、スクールライフサポーターの連絡会だったり、お顔を合わせる機会が何度かあったので、私はすごく救われて、本当に勉強になりますが、孤独ではあります。ですから、ベテランの方のお話も沢山お聞きしたいですし、同じようにスタートしたばかりの方の話も聞きたいですし、少しでも、こういう機会をつくっていただけたら良いなと思っています。

市長 もっと、勉強会や研修会と定期的に情報交換会が出来ると良いということですね。

梅林 今もしていただいていますので、とても素晴らしい機会だと思っています。

市長 今は、年間どれほどの回数ですか。

教育支援課 今は、年間2回です。また、不登校を担当している学校の先生も集まって研修会をするので、そこへ一緒に参加していただくこともあります。先ほど、連絡会議の話もありましたが、このメンバーで集まって、顔を合わせて情報共有する会を年に3回開催しています。

参加者 同じような状況のお子さんが、自分の学校だけではなくて、他の学校にもいらっしゃるという話を聞いたりすると、こんな支援の仕方があるのかとか、自分の思いだけではなく、いろんな方の話を聞いて安心に繋がります。意外と、学校で孤独です。担任の先生とお話する機会も、あまり無いです。授業をされてみえますし、自分がお話したい時には、忙しくされてみえたり、休み時間に声をかけようかと思いますが、私たちの3時間という活動時間の中で、時間がなかなか合わないです。放課後にお電話をさせていただいたりすることもありますが、逆に、私が保健室に行かせてもらって、養護の先生に相談を聞いてもらったりしています。

市長 学校との関係は、少し難しい立場にあるのかと思います。

参加者 私も同じように、孤独というのは弱いと感じています。確かに、担任の先生ともお話はしますが、先生方は他の子どもさんの事でも忙しいですので、やはり、学校全体で問題を出し合って、チームなどをつくっていただいて、問題解決に取り組んでいただければ、もっと良くなるのではないかと、日々感じています。

市長 1日3時間という活動時間が決まっていて、そんな中で、お1人でいろいろ子どもさんたちをみていただいて、ご家庭とは繋がりが深くなっても、学校とは孤立してしまうところがあるということですね。学校の先生も、スクールライフサポーターの皆さんがいらっしゃるから、安心して任せているところがあるとは思いますが、ネットワークをもう少し大事にしていった方が良いと思います。それが、いろんなところに繋がっていくと思います。
 あと、外国人のお子さんがいらっしゃると、対応が大変かと思いますが、学校との繋がりはどうでしょうか。皆さんは、読み聞かせボランティアや、学習ボランティアをされてみえた方が沢山みえますので、以前から、その学校に関わってみえる経験などもありますか。

参加者 以前に、心のサポーターをさせていただいていました。学校と私との関係で一番困ることは、児童を迎えに行ったりするのは、基本的には担任の先生の判断ですが、時折、管理職の先生方と担任の先生のご意見が違うことがあって、どうしたら良いのか困ってしまう事があります。船頭がお2人いらっしゃる時があるので、その時には、コーディネーターの先生に相談させてもらっていますが、今の現状としては、それが一番困ります。
 それから、外国籍のお母さん方と先生との間に入ったりしますが、難しいのは、どうしても言葉が通じないので、担任の先生の受け取り方と、私の受け取り方が違う場合があります。その辺りで、言葉が通じないという部分で、本当は、学校に対してどのように思われているのか分からないので困っています。先ほども言いましたが、表情を見たり、ジェスチャーでコミュニケーションをとったり、少しでも分かるようにしていますが、なかなか難しいです。心理カウンセラーや、心理療法士の民間の資格を持っていますが、その時その時の、その人の言葉だけではなくて、私は、表情を見ながら、その時にどのように感じたかという事を大事に思いながら、今の所は、先生方、お母さん、お父さんと接しています。

市長 いろいろ課題が出ましたが、ご活躍をしていただくために、意見交換は大事だと思います。ご家族の皆さん方も、皆さんのお仕事に対してご理解をいただいているから、非常に意欲的に活動していただけると思いますが、ご家庭でお仕事の話をされる事もありますか。子育ての経験がある方が多いかと思いますが、お母さんがされてみえる事に対して、子どもさんはどう思ってみえますか。

参加者 うちの子は、中学校3年生ですが、あまり仕事の話は、家庭ではしないようにしています。聞いても分かりにくいと思いますし、難しい部分ですので、家ではそのような話はしないです。理解をしてくれているかどうかは分かりませんが、私も、長い間携わっていますので、こういう仕事をしている事は知っています。でも、自分の学校に、そんな先生がいるか知っているか聞いたら、分からないと言っていたので、やはり、あまり知られていないのかと思います。私が学校にいても、子どもたちに、この人誰かなという感じで見られているのがよく分かります。4月の時点で、体育館であいさつはさせていただきますが、知っている子どもは少ないと思います。

参加者 先ほど、研修があまりないというお話がありましたが、子ども家庭支援課では、教員の方が発達障がいや虐待について学ぶ勉強会を開催していて、私もそこへ参加させてくださいとお願いしています。課が違うのですが、そこで先生方と一緒に勉強させていただけるのであれば、ぜひこちらにも声をかけていただければ、関わっていく対象の児童は近いところがあると思うので、参加できればと思います。

市長 ぜひ、次年度は、そういう情報共有や情報提供もしていただきながら、先生方とのコミュニケーションもとっていただけるような形にしていきたいと思います。皆さん方の中では、コミュニケーションをとっていただいていますが、それぞれの学校で仕事をされるとなると、学校の状況をよく把握していないといけないですし、船頭が2人いると困りますよね。

教育長 学校現場は、いろいろ知っていたつもりですが、やはり、今日、皆さんから直接声を聞かせていただいて、このように和やかな形で、市長とミーティングが出来たことは嬉しいですが、私ども、いろんな面で課題も突きつけられたと思っています。
 ご承知のとおり、長欠、不登校児童は、鈴鹿市は特に県下でも突出していますので、対応が急がれている部分の1つです。その中で、市長が就任以来、ずっと子育て支援に力を入れておりますので、私どもも、今後も頑張って関わっていきたいと思っています。特に、先ほど市長が申し上げました、来年度からは、子ども政策部と教育委員会が同じフロアでやっていく形になります。今までも、先ほどから出ています課題につきまして、私ども教育支援課と、子ども家庭支援課と連携を取りながら進めていましたが、不十分な部分もあります。今日は、学校への悩みや課題も聞かせていただきまして、情報共有や意見交換をする事についての大切さとか、そのような研修を通しながら、お互いを磨いていく必要性も感じましたので、これから先の部分では、来年度に向けて、就学前から中学生までのサポート体制についても、更に充実させていきたいと思っています。今日、お話を聞いて勉強させていただきましたので、PRと併せて不登校と長欠対策に努めていきたいと思っています。本当に皆さんのお陰で、先ほど冒頭でも説明がありましたが、実際に、子どもたちの不登校と長欠の児童数が減ってきていますので、効果は大きいと思っています。本当にありがとうございます。

市長 力強い言葉をいただきましたので、来年度の体制づくりも含めて、皆さん方が積み上げてきていただいた経験とか実績を、しっかり反映できるような政策に変えていきたいと思います。
 マンパワーで成り立っているところが沢山ありますし、それぞれ専門的分野を理解していただいている方もみえます。今まで、何らかの形で学校と関わりを持っていた方に、こうしてサポーターとして入っていただいているということですので、このような方が更に増えていって、次の方へとどんどん繋いでいけるような、鈴鹿市の対策をとっていきたいと思っています。
 外国人のお子さんも、今は、進学率は100%近くになっていますので、それだけ、日本語の支援も、皆さん方にお世話になって定着してきたと思います。鈴鹿市には外国人の方が非常に多くて、単身の方も増えてきていますので、そんなご家庭の中で、相談する方がみえない方が増えてきています。そういったことも、こういうところに繋がっていくのかと思います。子どもたちの支援も含めて、ご家庭の支援もずっとしていただいていますので、今後も頑張っていただいて、ひとつでも多いケースの解決に繋がるように、よろしくお願いしたいと思います。
 地域それぞれ違うので、それぞれの悩みはあるかと思いますが、何かあれば教育委員会にお話をしていただければ良いかと思います。今日は、皆さん方からいろいろ聞かせていただきましたが、それだけ、ニーズが多様化してきていると感じています。私も2人を子育てしてきましたが、自分たちの子育ての時とはまた違った時代に突入している気がします。大学生のお子さんや、高校生のお子さんがサポートに入るというのもひとつの手法かもしれませんし、そんな手法と組み合わせながら、皆んなが楽しく学校に行けるようにしていきたいと思います。
 来年度から、大きく体制も変わりますので、また皆さん方にご苦労を掛けることもあるかもわかりませんが、ぜひ引き続き、それぞれの学校の中でご活躍をしていただき、何かあれば、また報告をしていただきたいと思います。今日、ご提案いただいた点につきましては、一歩でも二歩でも前進できるように、取り組んでいきたいと思います。
 最後に、これだけはやって欲しいという事がありましたら、お願いします。

参加者 市長も仰られたように、スクールライフサポーターの皆さんは、今、子育ての真っ最中の方が沢山みえます。不登校傾向の子どもに寄り添うということから、子どもと気軽に話せる関係をつくっていくということは、まず皆さん心掛けてみえると思いますが、それ以上に、皆さん、父兄の方と気軽に話をしてもらえる関係をつくりたいと仰ってみえましたし、私もそれは大事だと思います。私は、この中でも年齢が高いようですので、それはそれで、私が関わったケースでは、家庭の事情で、おばあちゃんと暮らしているご家庭ですと、私と同じ年代ですので、そこでまた話が合います。畑の大根の成長が良ければ、肥料の話をきっかけに話をしたり、その時、着ている服の話をしたりして、子どもさんを育てて悩んでいるおばあちゃんとの会話づくりを心掛けたところから、子どもさんが3学期から休まずに登校できるようになってきた事もあって、意外に、この年齢でも関係はつくっていけると思う部分もあります。

市長 核家族だけではなく、おじいちゃんやおばあちゃんがいらっしゃるご家庭もありますので、介護の問題が出てくると影響もあるのかと思います。介護が影響で子どもが不登校になるケースがあるというのは、驚きました。ご両親の仕事の関係などで、朝起きられなかったり、朝の時間帯が乱れてしまい、朝ご飯が食べれなかったりして、家から出にくくなるという事はよく聞きますが、ご家庭内の介護が影響で不登校に繋がっていくというケースがあるというのは、これからの社会事情の中で、まだまだケースが出てくるのかと思いますので、また勉強させていただこうと思います。ありがとうございます、地域だからこそ分かったという事だと思います。

参加者 介護で、まだ寝たきりではありませんが、認知症の症状が出てきて、それに振り回されている自分の親を見ていて、子どもたちも心配で、子どもに気持ちが向かなくなって、それどころではなくなって、家ではお母さんは大変なんだという事で、行き渋りがあったように思われます。

市長 大きく社会が変わってきていて、高齢化社会の中で不登校や行き渋りに繋がってくる場合もあるという事を、今日は改めて認識しました。やはり、全体を通して、いろんな部署が連携をして、いろんな人が関わりながら、地域社会を構成していかなければならないと思います。
 寒い冬は家から出にくい子どもたちが増えるかも分かりませんので、朝から子どもたちに接していただいてみえますことに、改めて感謝を申し上げます。今日の会は大変実りあるものになりました。来年度の政策に反映していきたいと思います。今後もご指導いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。本日は、どうもありがとうございました。

                        ※この会議録は、要約しています。