市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング

●●●第1回「劇団花さつき」


■とき 平成25年6月15日(土曜日)19時〜21時
■ところ 市役所本館1203会議室
■参加者 劇団花さつき 14人(男性7人、女性7人)、市長、生活安全部長、その他関係市職員
【今回のミーティングで出た主な意見】
・ドラマケーションについて
・生涯学習発表の場所について
・フィルムコミッションについて

1 開会のあいさつ(事務局)
 皆さん、こんばんは。本日はご多忙な時間に、「市長と話そう!鈴鹿(まち)づくりミーティング」にご参加をいただきまして本当にありがとうございます。 この「鈴鹿(まち)づくりミーティング」は、市長自身が最も大切に考えている対話と協働を進める上で重要な事業であります。このミーティングも平成23年度から回を重ねまして、各地域の皆様や、各分野で活躍されてみえる団体の方々と意見交換を行ってきました。
 本日のミーティングが今年度第1回目となります。どうぞよろしくお願いします。それではまず始めに、末松市長より挨拶をさせていただきます。

2 市長あいさつ
 皆さんこんばんは。今日は、大変お忙しい中、お集まりいただきまして本当にありがとうございます。今もお話がありましたとおり、今回、今年度第1回目です。今日は、いろいろな趣向を凝らしていただくということで大変楽しみにして参りました。また、こんなに幅広い年齢層の方々とお話をさせていただくのは初めてです。中学1年生のお子さんに参加いただくのも初めてですが、緊張せずに思った事をお話をしていただければと思います。
 そして昨年の70周年の記念で鈴鹿のプロフィールのDVDの作成の際には、大変皆様方にはお世話になりまして、素晴らしい作品に仕上げていただきました事、改めて感謝とお礼を申し上げます。その鈴鹿市70周年記念DVDについては、いろいろな方に観ていただいていますが、素晴らしいとのご意見を多くいただいていますので、誇りに思っているところです。
 また、今年度はキャッチコピーも作成することができまして、1、300の応募の中から「さぁ、きっともっと鈴鹿。海あり、山あり、匠の技あり」というものに決まりました。また何かの機会に、このキャッチコピーを基に劇をつくっていただけたら有り難いと思います。
 この後、芸術文化や地域活性化について時間の許す限りお話合いをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げまして、冒頭のごあいさつと代えさせていただきます。

3 参加者代表者あいさつ(※※※※様)
 9年前に、ここ鈴鹿を拠点に作っていました小栗康平監督の「埋もれ木」という映画のボランティアの1人が、ここで終わるのは寂しいから何かやらないかという一言がきっかけで、この劇団ができました。「花さつき」という名前は、鈴鹿の市の花からいただいて皆さんから愛されるように付けさせていただきました。団の特徴として仕事を持ちながら専門の技術や知識を活かして社会貢献するプロボノ的な団体でもあります。毎年夏には自分たちで模擬店を開き資金を稼いで、無料公演を行っています。また、団員だけでなくお手伝いしていただく方を、団の友達ということで、団友さんと呼んでいる方が40〜50名程いる劇団です。今日は、演出家の団友さんに参加していただきました。13名劇団員がいますが、今日は久しぶりに全員揃いました。どうぞよろしくお願いします。今から劇を見ていただきますが、事前に団友の※※※※より説明があります。
(参加者) 今から見ていただく附子(ぶす)というのお話は、とても有名ですので皆さんご存知だとは思います。昔話ですが、狂言でも附子というお話がありまして、このお芝居は狂言の方の附子の脚本を元にしてつくりました。現代風にアレンジをしておもしろおかしく楽しんでいただこうと思ってつくったお話です。20分くらいのお芝居です。ここでストーリーを話してしまうと、おもしろくないので話しませんが、見ていただいたら知っていると思われると思いますので、どうぞお楽しみください。

4 劇の披露                     
5 参加者自己紹介(省略)

6 事務局概要説明(省略)

7 意見交換(ミーティング)

【ドラマケーションについて】

(市長) まず、皆さんの素晴らしい劇を見せていただいてありがとうございました。本当に楽しく見せていただきまして、日頃の練習の成果やいろいろなご苦労がひとつの舞台の中に表れてくるのだなと感動しました。今後もますます、続けていただきたいと思います。
 それでは、今日のテーマは「芸術文化と地域活性化について」について話し合うということですので、よろしくお願いします。

(参加者) 劇団花さつきが劇の活動を通して感じたことを、テーマを3つに分けさせていただいて、グループごとに少しずつお話しさせていただきたいと思います。

(参加者) テーマを事前に決めさせていただいて、私たちが話させていただくのは、子どもたちの教育に演劇を活用していけないかということで、ドラマケーションという皆で楽しみながら学習をするという手法がありますので、ぜひそれを活用していただけないかと思います。このドラマケーションの良い点は、普段あまり触れ合いの無いような方とも気軽に触れ合うことができて、コミュニケーションが取れるということが大きな利点です。今の学校教育の中では、同じ学年や同じクラスの子だと多少話をしたり遊んだりする機会はあると思いますが、違う学年の子や学校が離れてしまうと、いくら近所の子でも全く話す機会が無い子もいると思いますので、このドラマケーションというワークショップの機会を通じてたくさんの子どもたちが、いろんな子とふれあえるようにできたら良いと思います。その学校や学年の違いで、知らない子がいるという具体例を、今日は学生が3人もいるので話してもらいたいと思います。

(参加者) 私は、今、大学生ですが、小学校の時は4クラスありました。今はクラスの人数が減っているので、クラス数が増えているとは思いますが、クラスが同じであれば、文化祭や体育祭などで交流を持てるのですが、クラスが違うとワークショップの機会が少ないので、全くどういう子か分からないという現象がありますので、そういった機会を通じて知らない子でも交流が持てたらいいなと思います。

(参加者) 今、話してもらったように、学校やクラスが違うと触れ合う機会がないと思うのですが、今の子どもたちは総じて、コミュニケーションを取ることが苦手な子が多くて、ちょっとの意見の食い違いや、何かのトラブルで引きこもってしまったり、攻撃的になってしまったりする子も出てきていると思います。あと彼女たちの学校の方にもそのような子がいるようですので、お話を聞いてください。

(参加者) 私と同じクラスで、少し浮いている人がいます。肩が当たったくらいですぐ怒ったりして、皆が嫌がって近寄らないので、もっと仲良くできたらと思います。

(参加者) 私のクラスには、いつも学校を休んで、不登校の子がいるのですが、友達とクラスが離れてしまってほとんど学校を休んでいるので、クラスにも友達がいない状態で、学校に来ても1人で本を読んでいます。とてもかわいそうで、皆と交流できたら良いと思うので、私もその子が皆と仲良くなってほしいし、そういう触れ合いが大切だと思います。

(市長) 2人共、同じ中学でクラスが別々ですか。今、お話いただいた方は別人ですか。

(参加者) はい、そうです。

(参加者) このように、彼女たちのひとつの学校のひとつの学年の中にも2人の心当たりのある子がいるようです。今では、インターネットがコミュニケーションの手段のひとつになっていて、ラインというスマートフォンのアプリがすごく流行っているのですが、彼女たちの学校でも、スマートフォンを持ってラインのグループができているということを、ついこの間、聞いて私も驚きました。ただ、やっぱりまだ中学校1年だから携帯は持たせられないという親御さんもいらっしゃるので、そういう子は、まわりの子がラインで盛り上がっていても参加できないという事があるので、それで寂しい思いをしてしまうことがあると聞いて、とても悲しくなりました。
 ドラマケーションというのが自分たちの身体を使って、自分たちの言葉を使って、会話や触れ合うことでコミュニケーションを取るということが基本となっています。ドラマケーションの中には、3つ目的がありまして、ひとつは人とのコミュニケーションのとりかたを学ぶということ。あとは、例えばこういう会議とか、緊張するような場や不特定多数の方が集まる場で、雰囲気を作って皆で仲良く話せるような準備運動となります。具体的に言うとアイスブレイク、直訳すると氷を砕く、緊張した空気を砕いて皆でリラックスして仲良くできるような空気をつくる、遊びを半分入れたようなものです。あと、一番目指すところは、それによって何かを学ぶ何かを経験して力にしていくといういうことが大きな目的となります。
 子どもたちは、何かを学んだり場の雰囲気をつくるというのももちろんですが、コミュニケーション能力を高めて、社会的にインターネットばかりに頼る子どもだったり、攻撃的になったり、引きこもってしまったり、そんな子を少しでも減らしていけたらと思います。

(参加者) 私たちはドラマケーションというものを演劇のワークショップでやっていますが、これだけ年齢層がばらばらですので、何か皆で遊べるものをと思ってコミュニケーションを取ります。この形は東京の方の商業劇団もやっていて、昔は、いろんな劇団があったのですが、最近、プロデュース公演という形で、いろんな俳優さんたちを寄せ集めるので、性格も違えば望むものも違います。そういった時に使うものがドラマケーションです。遊びのワークショップなのですが、それを今は東京の方で、役者が芝居をする前にしてコミュニケーションを取るだけではなくて、学校の総合授業の一環として、演出家が学校を訪問して、子どもの総合授業に招かれて心と身体の自己表現をアピールするような教育を取り入れていますので、私たちも鈴鹿でそれをやろうと思って、小学校や中学校を回ったのですが、2年先まで年間行事が決まっているから駄目だと言われて、今は夏休みだけ、小学生を対象にドラマケーションというワークショップをしていてます。

(市長) 文部科学省と文化庁の事業の中で、児童生徒のコミュニケーション能力育成に資する芸術表現体験を推奨していると聞かせていただいています。今、お話がありましたが、夏休みに皆さんでやっていただいているようですが、どれくらいの回数をやっていただいていますか。

(参加者) 小学生を対象に、1年に2回やらせていただいています。

(参加者) 演劇だけではなく、子どもたちとの交流を設けてほしいという依頼がありまして、今年の3月には子ども会のメンバー70名を対象にドラマケーションをやりました。その時は、とても好評でした。

(参加者) 箕田小学校には、3つの子供会がありまして、そのひとつの子供会70人で卒業生を送る会に行かせていただきました。1年生から6年生まですべて入ってもらって、自分の好きな物は何かとか、好きな動物は何とか、それぞれ思いを描いて相手を探していくわけです。私は、キリンが好きだ、象が好きだと探しにいくわけです。そうすると、今まで言葉を交わしたこともないような、1年生と6年生の子も一緒になって交わって、そこでコミュニケーションが生まれます。最後は、私たちも6年生を送る会に一緒に参加させていただいて、大変好評でした。こういったことをずっと続けられたらいいなと思いますが、いろいろな制約があってなかなかできないというのが残念です。

(市長) 中学生のお二人は、一緒にドラマケーションに参加されて、どんな感想を持たれますか。

(参加者) 喋ったことのない子と喋れて楽しかったです。

(参加者) ドラマケーションが終わってから、その子たちが寄って来てくれて、その後も、お喋りがたくさんできて、ドラマケーションでもあまり触れ合うことのできない男の子たちとも触れ合うことができて良かったと思います。

(市長) 先ほど言っていた、学校の中に皆と触れ合えない方がみえる、そんな方とも一緒にやってみたいと思いますか。

(参加者) はい。

(市長) やはりクラスが離れたり、地域の中でも希薄化が進んでいて、今、子供会がある地域が少なくなってきています。子供会連合会の総会を開いても、20年前には400自治会の子供会があったものが、今は、70くらいしかないという状況で、非常に数が少なくなっています。現実的に、それぞれの家庭と地域で集まって何か事業をしようということが、鈴鹿の中でも希薄化していて、その中だけでもそうですが、それ以上に最初にお話しいただいたみたいに、気の合う子でグループになりがちで、グループができてしまうと大きな輪になかなかなれないという教育の中でも課題があると思っています。鈴鹿市だけではなく、全国的にそういった傾向がありますので、何かひとつの壁を突破するのに、今ご提案いただいたワークショップ形式のドラマケーションというのはとても大事だと思います。子どもたちが、表現力を高めていただくことによって、次の段階、中学校、高校、大学、そして社会人になった時に必ず身に付いていると思います。
 日本人はコミュニケーション能力が外国の方に比べて非常にレベルが低いと言われていますので、小学生の時から身に付けさせていけば、自分のことを上手に表現できるようになるのではないかとご提案いただいている事は全く同感です。よくご存知だとは思いますが、教育委員会の方では、総合学習の中で「すずか夢工房〜達人に学ぶ〜」という、いろいろなOBの方に来ていただいて、例えばオリンピックに出た選手や専門家に来てもらって、その方々に授業をしていただいています。できれば、この夢工房に花さつきさんにも入っていただいて、ドラマケーションや花さつきさんならではのワークショップをご提案していただければと思います。今の教育委員会では、そういった情報も乏しく、過去に取り組んだことがありません。皆さん方には、地域のいろいろな所で取り組んでいただいているので、ぜひ、学校の総合学習の中でも取り組んでいけるように働き掛けをしたいと思います。その際には、皆さん方に負担の掛からない形と教育委員会とも話をさせていただいて、せっかく、地域に劇団があるのだから一緒にやっていけたらと思います。しっかり教育委員会に提案したいと思います。

(参加者) 三重県では平田オリザさんという方が講師にやってきて講習会を開いたのですが、その方が、東京の方でも活用されていますので、ぜひよろしくお願いします。
 それでは、次のテーマに移ります。生涯学習の発表の場を増やしてほしいという内容です。


【生涯学習発表の場所について】

(参加者) 私たち劇団花さつきは、いろんな所で練習をしていますが、白子コミュニティーセンターとか、鼓ケ浦公民館、JC会館をまわって練習しています。あと舞台発表の場として一番使うことが多いのは、ふれあいホールです。練習場所と公演場所の金額や練習する回数、予約したりする内容で、いろいろお話ししたいことがあります。

(参加者) 私たち劇団花さつきは、毎週土曜日夜6時から9時くらいまで、白子コミュニティーセンターとJC会館や公民館を利用させていただいて練習をしています。まずラジオ体操をして発声練習をして、読み合わせをして、読み合わせが進んだら※※※※先生の指導の下、立ち稽古を練習させていただいているのですが、セリフが頭に入らなくてなかなか進まない状況です。
 また、施設を借りるのに、毎回代表が手続きに行っていただいていますが、簡単にはいかないようです。私たちは代表にお任せして取っていただいているので、そのような苦労はしていないのですが、代表は大変な苦労をされているようですので、もっと借りれる所が多ければと思います。他の皆さんもコミュニティセンターやJC会館は無料で借してもらえるので、利用する方が多いです。公民館は有料ですので、なるべく無料の所を利用して練習したいと思います。

(参加者) 今、お話がありましたが、練習場所は結構あると思います。ただそれに対して、私たちの劇を発表する場所が、市民会館、文化会館、ふれあいホールの3施設しかありません。その上、ホールは混み合って予約が取りにくいということで、私たちは年に1回公演をしていますが、それでもなかなか発表する場所がないので、また鈴鹿劇場といった物を造っていただけると良いと思います。
 私たちは、無料で皆さんに見ていただくということを基本にしていますので、ホールを借りるのもフリーマーケットで物を売ったり、すずフェスで商売をしてこつこつ貯めたお金でホールを借りていますので、使用料をお値打ちにしていただければと思います。発表する場所も鈴鹿劇場第1ホール第2ホールほど造っていただければと思います。

(参加者) 市内には、公演を行う場所が、公共施設では市民会館、文化会館、ふれあいホールしかない。近隣の都市では、四日市、津、亀山はたくさんあるようで、津は県営と市営と合併前にできた芸濃とか安濃とか久居、白山はどこも公演場所がありますが、鈴鹿市はこの3つしかないです。どうしても、鈴鹿の劇団と言いますと私どもと、もう二つ程あるようですが、鈴鹿市内で公演となると、2年前に一つの劇団が上演したくらいで、私たちだけが1年に1回、ふれあいホールか文化会館でやっているだけです。いかに、私たちの公演をする場所がないかの表れだと思います。
 今年の2月に、文化振興ビジョンというものが出されました。その中で表現文化のところが抜けているようで、私たちのような劇団もあるのになと思っています。まだ認知されていない状況だと思うので、それは私たちの責任ですが、鈴鹿市に表現文化を育てるという姿勢が感じられたら、私たちも、もっとやりがいがあります。今日は、昼間に地域課の市民活動団体の関係で出席させていただいて、助成の対象にしていただいたのですが、できたら恒常的にやっていただけたらいいと思いながらやっています。
 来年の2月に公演を予定しています。鈴鹿市の西部に竜ケ池という池があります。この池は、1600年中ごろに庄屋さんが灌がい工事で池を造るというお話です。これを地域に広めていこうとする中で、なんらかの形で公演場所があればいいなと思っています。

(参加者) 細かく言っていくと、市内で芝居ができるのは市民会館、文化会館、ふれあいホールで、市民会館は私たち小劇団にとっては大きすぎる、文化会館は1回使ったことはありますが、金額が高過ぎる。私たちは働きながら、舞台セットなどの費用を稼ぐだけでなかなか施設費用まで手が出ないです。毎年、文化会館でやりたいですが、3年に1回のペースしかできない状況です。あとふれあいホールは公演回数は一番多くて、やりやすいのですが、残念なのは会館が演劇に向いていないので、客席がフラットになっていてスロープが緩いので、背の低い方が後ろに座ると見えないです。演劇用に造られていないのは分かりますが、金額的にもお値打ちだし、規模的にもやりやすいのですが、演劇用の客席になっていないので、その辺りが見に来てもらったお客さまに対して少し残念です。緞帳はあるのですが、音響の設備も、もう少し演劇用になっていれば、本当にふれあいホールは一番使いやすいと思います。

(参加者) 役者としては、※※※※さんとか※※※※さんは経験豊富なので、私がこんなこと言っていいのか分かりませんが、文化会館で2回公演をした事があって、舞台の真中で1人で演技をしていると、文化会館はすごく気持ちがいいんです。もうなんというか文化会館で演技をするとすごく気持ちがいいんです。そんな施設が、私たちのような小さな劇団だと使いづらいというのがとても残念で、いつも悔しい思いをして、毎年ふれあいホールで公演することになるので、もっと私たちのような小さい団体でも、あんな立派な施設が使いやすくなればとても良いと思います。

(参加者) 私自身は、この劇団だけではなくて、他の劇団のお手伝いもさせていただいているのですが、先ほどもお話があったように、鈴鹿市にはあともう2つ劇団あって、そのうちのひとつの方にお手伝いに行かせていただいていますが、実は、その劇団は全く同じ理由で、ふれあいホールは演劇に向かない、他の会場だと大きすぎるし費用も掛かるという点で、練習は毎週鈴鹿でしているにも関わらず、公演は津駅の横のアスト津でされています。鈴鹿の劇団なのに公演は津でやるという状態になっています。ふれあいホールで練習をしているので、あそこは舞台もあって練習には向いているのですが、長時間お客様に座って見ていただくには不向きということで、私も毎週鈴鹿で練習しているのに津で公演をするということは理不尽で、なかなか諦めきれないような思いがあって、ぜひ文化会館をもっと使い易い状況にしていだたくとか、もう少し中間的な建物があるといいなと思っています。

(参加者) 私は、舞台経験が長いのですが、津のリージョン県文の小ホール、中ホール、大ホールをすべて経験しました。多気の方は文化会館、亀山の文化会館、四日市の文化会館などいろいろな所で、役者として舞台に立っているのですが、やはり役者として演じたいのは演劇効果が発揮できる会場でやりたいというのが皆の希望です。半年から1年かけて練習するので、自分たちが自由に表現できて、演劇はただ役者だけではなくて、音響も照明やいろいろな部門があって、やっぱりそういう場所を使っていい芝居をつくりたいというのが我々の願いですが、金銭的に自分たちがフリーマーケットで物を売った利益と、劇団の団費とか市からの助成金だけでは、文化会館のけやきホールではやれないです。私は津の劇団にも所属していた時に、だいたい1回公演するのに会館の使用料、大道具など70万程掛かりました。うちの劇団で70万を貯めようと思うと、3〜4年に1回しかできないかと思います。※※※※さんが言うように、芝居をするなら大きな劇場でやりたいと誰もが思っていると思いますが、貧乏な劇団だとそういった所でやれないので悔しいところです。私は、多気の方で5年ほど芝居をしてきましたが、多気は町を挙げて助成金を出しているので、多気の劇団は一番裕福だと思います。私は、よくお邪魔するのですが非常に伸び伸びやっているのを見て、悔しい思いで帰ってきますので、何か市の方で考えていただけないかと思います。

(市長) いろいろな思いを話していただいてありがとうございます。場所が、市民会館、文化会館、ふれあいホールの3つしか無いというのは、しばらくはこれ以上劇場が増えるということは、今の財政状況では非常に難しいと思います。今度、公の施設を建てる際に、例えば市民活動センターや子育て支援センターなどを建てる計画の時に、いろいろな機能が入った施設にできるような計画にしていくことは、一つの案だと思っています。非常に申し訳ないのですが、今すぐ劇場を造るということは難しいと思います。民謡や詩吟だといいのか分かりませんが、ふれあいホールは元々演劇用ではなくて、研修用に造られていますので、劇をされるには使いづらいと思います。
 あと、文化会館が使いづらいというのは金額的な事でしょうか。貸し館料が高いということでしょうか。

(参加者) 2年前に5周年を迎えまして、文化会館で無料公演をしたのですが、予算の40万が全てなくなりました。照明も音響も外から雇わないといけないですし、椅子を1脚借りるのに50円、テーブル100円掛かります。舞台道具以外にも何か借りようと思うと料金が掛かりますので、まだ市民会館の方が安いです。

(市長) 文化会館の使用料が高いというお話は、演劇の方だけではなく、他のところからも聞かせていただくことがあります。それぞれの使用料は把握していますが、備品の関係は今日は資料を持ち合わせていませんので、担当の部署に確認をさせていただいて後日お答えさせていただきます。もっと皆さん方の使いやすいようにしてほしいということだと思いますが、今この場で分かりましたとは申し上げられないので、他にも利用いただいている芸術文化団体さんや、幼稚園の発表会などありますので、その中で、市民活動団体さんの住み分けができるかどうか、担当にもお話をさせていただきます。

(参加者) 素朴な質問ですが、市民会館と文化会館の違いは何ですか。

(参加者) 客席人数が違います。市民会館は1,300人ほど入ると思います。

(参加者) 市民会館も市の所有ですか。

(市長) 市民会館も市の管轄ですし、文化会館も市の施設です。今、おっしゃっていただいたように客席数も違えば、施設も違います。ただ、それによってどのように使用料が違うというのは勉強不足ですので、お調べしたいと思います。持ち帰らせていただいて、きちんと確認させてお返事させていただいて、両館の違いを確認して回答したいと思います。
 あともう一つ思っていたのは、鈴鹿市は合併をしていないので、施設が増えていませんが、先ほどお話していただいたように、合併をされているところは、元々町や村で文化会館などを持ってみえました。ですから、津のように合併をするとそういった施設がすべて津市の物になりますので、使用料を決めていく中で違いが出てくるとは思いますが、鈴鹿市は、合併をせずに単独ですので、鈴鹿市の中で3つという施設しかありません。津市さんは、元々津のリージョンと、市民会館と、県の施設ですが県文とあって、合併後に久居には大きな施設を持ってみえましたので、その辺りが大きな違いがあります。鈴鹿市は、合併をしなかった関係もあって、劇場数が少ないということはあると思います。ただ、市内には大学があって、そこには素晴らしい講堂があります。

(参加者) ※※※※くんは※※※※大学生なので、素晴らしい講堂があるので貸してもらうように頼んでもらいましたが断られました。

(市長) 新しく物を建てるというのは、今の状況では非常に難しいのですが、市内には大学がありますので利用できればと思います。例えば国際大学さんとは、どうしたら地域の拠点になる働きかけができるかというCOCという事業の中で、市と一緒にやろうというお話をしていまして、市民大学のお話も出ていますので、なんとか大学の講堂を市民活動団体さんに貸していただけるようなお話をさせていただきながら、そういった施設を有効利用させていただくようなことであれば、なんとか頑張れるかと思います。大学で公演をされれば見に来ていただけると思いますし、ドラマケーションなどもしていただけることにもなるかもしれませんので、そのようなつながりや産学官連携の中でできるのではないかと思いますので、ぜひ働きかけをさせていただきたいと思います。なんとか鈴鹿の中で発表をしていただきたいという思いがありますので、支援ができるように話をしていきたいと思います。


【フィルムコミッションについて】

(参加者) うれしい話を聞かせていただきました、ありがとうございます。
それでは3つ目のテーマにいきたいと思います。市の観光名所をPRし、私たちの立ち上げ当初、「埋もれ木」という映画の撮影を鈴鹿市を拠点にしていましたので、また映画撮影を鈴鹿市でしてほしいということについてお話しさせていただきます。

(参加者) 私たちは、「埋もれ木」という鈴鹿市で撮影された映画にボランティアスタッフとして携わったメンバー5人が中心になって立ち上げた劇団で、その映画に携わった中で、いろんな撮影の仕方やどんな所で撮影をするのかとか、セットの作り方など深いところまで見せていただいて、映画の撮影はおもしろいということに気付きました。その撮影中に、いろいろ話を聞いていると、鈴鹿で何かできないかという話もありましたが、結局何も起きずに終わりまして、その後、伊勢や松阪でフィルムコミッションというものが立ち上がって、映画の撮影地を誘致してそちらの方が盛り上がってきました。鈴鹿では、何も行われず残念な思いをしています。鈴鹿でも何か動けないかと提案させていただきたいと思います。実際に、その話が詳しいメンバーがいますので、お話をさせていただきます。

  (参加者) 松阪にもフィルムコミッションがありまして、そこからお話をいただいたのが、「きいろいゾウ」です。その「きいろいゾウ」を撮った時に、南伊勢が場所や食事の提供、いろいろな場所へも案内をすると積極的に動いたのです。南伊勢が独自のフィルムコミッションをつくっています。桑名にもそういう団体があります。あとは津市や亀山市にもあるのですが、それは青年会議所などが中心となって、行政も関わって積極的に誘致をしていると聞きました。
 今、津市の美杉で作家の三浦しおんさんの作品を撮っているのですが、三浦しおんさんの先祖が美杉の方ということで、こちらで撮ることになったようです。福井市が、お金や人を支援するので、ぜひこちらで撮影してほしいと話を進めていたようですが、原作者が津市にゆかりがあるということで、津の観光部長が一生懸命説得して津へもってきたという話を聞きました。実際、助監督の方とも話を聞いたところ、福井県の方が頑張ってくれたので、一時はそちらへ行きかけたが、津市の方が原作者の関係もあるし、美杉には非常に大きな山があって、木もある。今回の映画は、都会から村へ来て林業へ携わって成長をしていくという内容で、撮影には美杉の方たちも全面的に協力していただいています。
 各地域にはフィルムコミッションという団体があって、その団体の結成の仕方はいろいろあって、行政が中心になるのか、青年会議所がするのか、いろいろ手法はあるのですが、私は、鈴鹿の方でいろいろ関わらさせてもらっているので、フィルムコミッションがないのは、少し残念だと思いました。
 「きいろいゾウ」の時は、松阪のすごく奥の“うきさと”という所で撮影しました。向井さんと宮崎さんが住んでいるという設定にぴったりくる蔵のある古い民家があったので、そこに決まったようです。制作発表の時は、撮影場所を伏せていましたが、映画が始まるとその場所が有名になりまして、今年の2月からは撮影した民家は観光地となって、松阪駅からバスが出てまわっています。そういったことが、うきさとの人たちは誇りに思っているらしいです。
 映画を誘致するということは、鈴鹿の産業や文化を紹介できるということです。助監督から問い合わせがあって、獅子舞ができる人や、林業に携わって木から木へ飛ぶ事ができる職人さんがいますかとか、崖から神木を落とすシーンがあるが、そんなことができる人がいるかとか聞かれます。いろいろ地域に根付いた文化や産業を映画の中へ取り入れていくのが主流らしいです。私たちは、なぜこの映画に採用されたかと言うと、フィルムコミッションがエキストラを募集するのですが、ただのエキストラは助監督に言われてただ歩いたり、手を挙げるだけですが、私たちは、少し演じられますから、今回でも婦人会が祭りの準備しておにぎりを作るというシーンなど、少し演じられる人を助監督から頼まれて集められました。そういう組織を、各県、各市がつくって、映画を誘致していこうという構想を持って、自分たちの地域を全国に広めていこうという動きがあります。映画会社やプロダクションは限られたお金で映画をつくりますので、役者は地元採用の場合が多いです。地元の役者さんを採用すると、その周りの方がたくさん来てくれるし、エキストラも集まってくれとお願いすると、映るかどうか分からなくても300人集まってくれたりします。鈴鹿の方もぜひ、そのような団体をつくっていただければ、私たちも全面的に協力できると思います。

(参加者) 私たちは、来年の2月に「竜ケ池」という劇を公演するのですが、それに先立って地元の方に、竜ケ池のお話をお聞きした後に、皆で実際に竜ケ池に行ってみました。すると、とても良い所で、鈴鹿に40年も住んでいるのに初めて行きましたので、そんな所があるということも知らなかったので、いい所だと思いました。この演劇をするにあたって、話が膨らんで、こんな良い所があるのに、どうして紹介しないのかと思いました。埋もれている名所は、バスでまわるツアーなどをしてほしいです。
 あと、鈴鹿市の偉人、大黒屋光太夫、定五郎、佐佐木信綱など名の知れた方がいらっしゃいますので、もっと盛り上げていったらどうかと思います。特に、大黒屋光太夫という素晴らしい方がいたのに、他市から来た方で知らない方もみえます。私も長崎からこちらへ嫁いできて知らなかったので、大黒屋光太夫とは何をした人なのか主人に聞いたり、図書館に行って本を借りて来て勉強しました。その時は、こんないい物語があるのに、もっと盛大に宣伝しないのかと思いました。勝手にこれは映画化するといいのに、と思って配役までいろいろ考えていましたが、その後、映画化されてとても嬉しかったことを覚えています。
 それから、お祭りですが、大きい祭りというと、すずフェスで若い人中心に段々盛り上がっていますが、鈴鹿市の各町村に古くから伝わっている祭りがあるのに、それを見に行きたくても、いつあるのか分からないし、宣伝もなく、終わった後に新聞で見て、行けば良かったと思いますので、そんな地元の祭りも事前に宣伝してもらって、小さいお祭りを一堂に集めて鈴鹿の祭りにしたら良いと思います。

(参加者) 私は、映画好きでテレビや映画館でよく見るのですが、最近はエキストラとして映画に出演させていただいています。ロケがあると見に行きたいなと思いますが、最近はロケ現場に見に行くことがなかなかできないです。ネットで情報がまわって、多くの方がロケの現場に押し寄せて混乱してしまうのを避けるために、エキストラとして参加された方にも情報は流さないでくれと言われ、なかなか情報がまわらなくなって、見学することができなくなりました。それならば、エキストラとして参加する形で、中に入り込んで見学すれば現場を見ることができると思って参加しています。エピソード的には、エキストラというとやじうまとか通行人の他に、公民館の後ろの方で座っているというものですが、私が経験した中では、機動隊の役がありまして、機動隊の衣装を着て、最初はヘルメットもどうやってかぶったらいいのか分からなくて、そんな中で、その役柄に参加している人の中に元機動隊の方がいらしゃって、その方に細かくいろいろ指導してもらいました。参加して初めて分かるということもいろいろあって、楽しく撮影に参加させていただきました。そういった事も映画が公開されることによって、ロケ場所が公開されて、その場所が観光地として紹介されればと思います。エピソードも集められたら、おもしろい情報源になると思います。

(市長) ※※※※先生、最後に一言どうでしょうか。

(参加者) 一番最初の学校教育に取り入れてほしいというお話は、私は教員ですので、少しは話ができるかと思います。30年ほど演劇部の顧問をしていますが、演劇というのは表現力のスキルアップにもつながるという話がありましたが、ひとつの台詞を言うのも、その人がどういう気持ちで言ったのかを考えないと芝居はできないです。子どもたちが相手の気持ちを推し量ることが、最近の子どもさんはなかなか表面的な言葉のやり取りでトラブルが多いのですが、相手はどういう気持ちで話しているのか、こういう風に言われたら、自分はどういう気持ちになるのかを考えることで、すごく心の成長に役立つと実感しています。高校演劇の中でも、演劇教育がどのように子どもたちの成長に役立っているのかというアンケートを取って、全国的にも、学校教育の中で演劇活動をして子どもたちの心の教育に役立てているところが少しずつ出てきていると聞いています。特に小学生の頃から小さな1分くらいの芝居をするだけでも、すごく子どもたちは発見があるのではないかと思っていますので、今日は、劇団の皆さんの発言を聞いて、いいなと感動して聞いていました。

(市長) 皆さん方にお話をしていただいたと思いますが、フィルムコミッションの関係では、先ほどもお話をしていただいたように、残念なことに鈴鹿市には現在ありません。県内には9つのフィルムコミッションがありまして、よくご存知だと思いますが、伊勢志摩の方に始まって、四日市にもあります。それぞれ設立の時期とか状況は違いますが、多いのは、民間の商工会議所の関係で青年部の方が一生懸命地域起こしをしようと頑張ってフィルムコミッションを立ち上げている所が多いです。市が関わっているのは、桑名市と津市ですが、津は取り扱いだけしていると聞いていますので、桑名市が観光部署の中で頑張ってやっているようです。本当は、できることならば商工会議所などでやっていただけるとありがたいと思っています。それをサポートをするのは行政だと思っていますので、なんとかフィルムコミッションを立ち上げたいというお話ができるように、観光協会などともお話をさせていただいて組織の下支えのようなことをさせていただけたらと思います。せっかく、F1や8耐などモータースポーツが盛んで、国際的な方々も来ていただく知名度のある所で、また海もあり山もあり川もあるということで、こんなに自然の多い所もなかなか無いと思いますので、そういったものを活かせるように、今後の観光政策の中で、政策的に頑張って働きかけをしていきたいと思います。
 それから、今日は演劇を見せていただいて、いろいろなお話をいただいた中で、自分を振り返っていたのですが、私が一番最初に演劇に関わったのは、幼稚園の時に聖母マリアを演じたことです。その時は、すごく長い台詞で、どこで台詞を覚えたかというと、トイレの中に台詞をずっと書いて、それを一生懸命覚えて、クリスマス会で発表したのを思い出しました。その後、小学4年生の時にアリババと40人の盗賊でアリババのお兄さんのカシムという役をやりました。カシムという人物は、すごく意地悪でプライドも高く、アリババに負けないように財宝を独り占めしようとして最後は殺されるのです。それならば、衣装もアリババよりもきらびやかな衣装にしなければいけないと思い、工夫してきらきらのテープを貼ったり、少しでもアリババの帽子よりも羽根を長くしてみようとしたのを思い出しました。
 フィルムコミッションで、ロケの現場を見るのがとても楽しいというお話がありましたが、それが観光につながるというお話がありました。実は、私は生まれが東京ですので、東京に住んでいた時に「太陽にほえろ」のロケをしていまして、そのロケをワクワクドキドキしながら見ていました。役者さんはもちろん、エキストラの方はすごいなと感動したことを思い出しました。そういった体験をぜひ市民の方にも体験していただいたらうれしいと思いますし、「埋もれ木」では皆さん方にご協力いただいて、素晴らしい映画ができたので、また第2・第3の映画ができればと思います。できるところから何かの政策につなげていけるように働きかけをしていきたいと思います。
 今日は、いろんなお話をしていただきましてありがとうございました。演劇や芸術文化は人に希望や夢、将来的にも大きなものを与えていただける力を持ったものだと思っています。それにたずさわる方々が、鈴鹿にこんなにたくさんいらっしゃって、地域の中で感動や勇気を与えていただいている、お仕事や活動をしていただいているということは、本当に良かったとあらためて思っています。鈴鹿市も皆さん方のサポートができるように、あるいは鈴鹿市の中心になって動いていただけるように、それが教育や芸術であり、鈴鹿市の発展につながっていくと信じていますので、一緒になって頑張ってやらせていただけたらありがたいと思います。
 今後も、さらに皆さん方には発展していただけることを期待をさせていただきまして、今日はこのミーティングを終了させていただきます。今日は、演劇も見せていただき本当にありがとうございました。

※この会議録は、要約しています。