鈴鹿市環境審議会

●●●答申


 第11回までの審議会で議論した結果,提言は以下のとおりまとめられ,平成13年2月22日に熊田会長から鈴鹿市長へ答申された。



平成13年2月22日
鈴鹿市長 加藤 栄 様
鈴鹿市環境審議会       
会長 熊田 三郎


 平成12年1月31日付け,鈴生第4380号で諮問された環境基本計画に関して,環境審議会で審議した結果を提言として以下のとおり答申する。


  1. 基本的事項について
     環境基本計画は,次の世代を含めた市民の環境権が守られて,末永くしあわせに暮らせる社会にするための施策を策定するものである。
     市は,市民の生活を守るという使命があり,良好な環境の保全・形成・維持をしていくために市民,事業者と協働して,その責務を全うしなければならない。
     この環境基本計画が,全ての施策に反映されることを希望し,各施策を実施に移す母体である市が,環境基本条例を十分にふまえた上で,今後の施策の策定と遂行にあたることを要望する。
     以上を,市長が強い信念とリーダーシップをもって実現されるよう強く要望する。

  2. 主要事項について
    (1) 市の取組みについて
    1. 市は,すすんで情報を市民に提供し,市民と話し合い施策をすすめる仕組みを早急に構築すること。
    2. 市は,政策形成段階から情報を開示し,計画・合意・実施・検証と見直しをするいわゆる「PDCAサイクルによるシステム」を確立して運用すること。
    3. 市は,すべての施策を環境関連施策と位置づけて,各部局横断的な組織と規定をつくり,環境最優先の行政運営をすすめること。
    (2) 自然環境について
    1. 開発行為について,現在の「環境アセスメント」を一歩すすめて,意思決定の検討体制の整備と事前合意をはかること。
    2. 市民,専門家による市内の動植物の調査を実施し,環境指標を確立すること。
    3. 動植物の調査は継続して実施し,市民の啓発,人材育成をはかり,その資料は,環境アセスメント,汚染状況の調査に環境指標として採用すること。
    4. 多自然型工法の採用により,ビオトープ化となる整備を推進すること。
    (3) 安全な生活環境の確保
    1. 水道水源の水質の安全性維持の施策を果敢にすすめること。水源,水質及び将来の需要計画等の情報を積極的に提供し,節水に対する意識の向上に努めること。
    2. 有害化学物質,環境ホルモンの被害防止につとめること。
    3. 小規模事業者との公害防止協定締結を推進すること。
    4. 汚染,有害物質の調査,監視に「生物指標」を採用すること。
    (4) 環境教育の取組みについて
    1. 市は,環境学習の市民グループ,NPOなど市民の活動を支援すること。
    2. 市は,環境学習の中心拠点として,環境学習センターを整備すること。
    3. 市は,環境学習について,指導者の力量の向上,外部講師の導入,マニュアルの整備などとともに幼児への指導などにも必要な施策をすること。
    4. 生涯学習として公民館の活用など地域での学習,啓蒙につとめること。
    (5) ISO14001の認証取得について
    1. 認証を取得すること。
    2. ISOの基本理念,手法を行政の意識改革のため活用すること。
    (6) 循環型社会の実現に向けて
    1. ごみ減量化の推進とともに,廃棄物処理施設の整備を早急にすすめ,施設の安全性確保などに市民の参加を求めること。
    2. 不法投棄防止には,事業者,市民も参加した対策立案の体制をつくること。
    3. 市は,地球環境の保全に配慮し,循環型社会実現のための施策に取り組むこと。
      また,市民や事業者の取組みを促進すること。
  3. 補足事項について
    (1)環境会計を導入すること。
    (2)NPOセンターを整備すること。

 以上,環境審議会の資料(議事録)を添付のうえ提言するので,これに格別の留意をされて計画の策定をされるよう要請する。

鈴鹿市環境審議会
会 長熊田 三郎
副会長林 佳代子
委 員味岡 正臣
井田 輝門
市川 雄二
一色 将行
大門 俊宏
杉野 淳子
寺井 和子
中西  宏