お知らせ

台風11号に関する市長メッセージ

2014年8月13日

 8月9日から翌10日にかけ、三重県に台風11号が接近しました。この影響により県内では長時間にわたる大雨に見舞われ、9日の17時20分から19時42分にかけ、気象庁から三重県全域に大雨特別警報が発表されました。特別警報は、これまでの警報の発表基準をはるかに超える数十年に一度の大災害が起こると予想される場合に発表されるもので、全国でも3例目で、もちろん本県に発表されるのは今回が初めてのことです。

 本市の対応として、9日の11時45分に大雨警報が発表された後、鈴鹿川水系の椋川の増水により、13時35分に小田町の一部に避難準備情報を発表、14時40分に避難勧告を発令しました。その後も雨量は増加し、16時05分には、三重県・気象庁から本市に土砂災害警戒情報が発表され、さらに市の南部を流れる堀切川の増水により、16時30分に寺家七丁目・八丁目に避難準備情報を発表しました。
 降り続く大雨により災害の危険性が徐々に高まる中、17時20分に鈴鹿市、四日市市、津市、亀山市、松阪市など三重県下10市11町に大雨特別警報が発表されました。さらに17時50分には鈴鹿川がはん濫危険水位を超過するなど、市内の広い範囲に深刻な被害が生じる危険性が高まったため、18時30分に市内全域に避難指示を発令しました。

 本市では、はん濫危険水位を超過した鈴鹿川をはじめとする市内河川の水位状況、土砂災害警戒情報に加え、この時点で台風が四国沖の海上にあり、今後、台風本体の雨雲の接近により、さらなる降水量が予想されることを重視しました。さらには日没の時刻が迫っており、夜間に避難行動をとることの困難性・危険性を考慮するとともに、気象庁から発令された大雨特別警報の重大性を鑑み、この時点で避難指示を発令しました。
 避難指示は、避難準備情報、避難勧告、避難指示と3つある避難情報のうち、もっとも危険度が高い場合に発令されるものです。避難指示が発令されたときは、被害の危険が切迫していますので、避難所へ避難することや、安全を確保できる場所での待機を行うなど、今起こっていることを正確に把握し、そして状況に応じた判断により、命を守るための行動を迅速にとることが大切です。今後も市民の皆さまの生命と財産を守るため、適切な情報提供に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 幸いにして、本市の被害は、軽微なものでありましたが、これも市民の皆さまが適切な判断と行動をとっていただいたおかげと感謝いたしております。
 なお、今回の市内全域を対象とした避難指示の発令につきましては、初めてのことでもあり、市民の皆さまに少なからず戸惑いがあったものと承知をいたしております。避難情報発令の判断と、情報提供の方法、また市民の皆さまが具体的にどう行動していただくかにつきましては、今後検証をしっかり行い、改善に努めてまいります。
 今後も、さらなる防災体制の強化に努めてまいりますので、なお一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

                                       平成26年8月13日
                                       鈴鹿市長 末松則子